毎日のヒゲ剃りで肌を傷めたり、剃り残しやうっすら見える青ヒゲが気になるなどヒゲに悩む人は少なくありません。男性だけでなく、女性もうぶ毛のように生えるヒゲがコンプレックスだという人は多いでしょう。
手っ取り早いのは剃る方法ですが、肌を傷めたり、毛穴の黒ずみの原因になったりなどヒゲ以外のトラブルも引き起こしかねません。
ここでは、ヒゲで悩んでいる人こそ知っておきたいヒゲ脱毛の3つの方法について、メリット・デメリットをご紹介します。

目次
ヒゲ脱毛には光脱毛、医療レーザー脱毛、ニードル脱毛の3つの方法がある
女性だけでなく男性も脱毛することが当たり前になってきており、男性専用の脱毛サロンやクリニックも増えています。そうした風潮の中、男性の脱毛で人気を集めているのがヒゲ脱毛です。
ヒゲが濃くて目立つ、どんなに朝丁寧に剃っても夕方になると生えてきてイヤになる、1日剃らなかっただけで不潔に見えるなど、ヒゲに関する悩みが尽きないという人も少なくないでしょう。
もうヒゲとの関係を永遠に絶ちたい、それが無理なら少しでもお手入れをラクにしたいと思っているのであれば、ヒゲ脱毛がおすすめです。
男性だけでなく、女性も口周りのうぶ毛やヒゲに悩む人は少なくないことからヒゲ脱毛の需要は高まっています。
ヒゲ脱毛でおすすめの脱毛方法は、主に3つあります。それが光脱毛と医療レーザー脱毛、ニードル脱毛です。
- 光脱毛
- 医療レーザー脱毛
- ニードル脱毛
それぞれメリット・デメリットがあり、施術方法や施術回数、費用、さらには施術できる場所も異なります。
それぞれに長短があるため、初めは光脱毛で広範囲のヒゲを脱毛し、気になる部分はニードル脱毛で徹底的に脱毛するといった複数の脱毛方法を選択することも一つの方法です。
自分の悩みに応じた脱毛方法を見極めることが大切です。
ヒゲ脱毛方法の詳細と合わせて知っておきたいのが、毛周期についてです。毛周期とは読んで字のごとく「毛の周期」、すなわち毛が生まれてから抜けるまでのサイクルを意味しています。
毛周期には、毛が生まれて一定の長さまで伸びていく「成長期」と毛の成長が止まって抜け落ちるまでの「退行期」、そして毛が抜け落ちてまた生まれるまでの「休止期」の3つの段階があります。
今、表面に出ている毛はほんの一部であり、見えないものの皮膚の下で育っている毛は数多く存在します。先ほど紹介した3つの脱毛方法は、見えている毛に対してアプローチするものです。
そのため、毛周期に合わせ、毛が肌表面に生えてくるのを待ってから次の施術をする必要があります。
脱毛にはある程度の時間がかかるということ、その理由となる毛の生えるメカニズムを知っておくことで効果的な脱毛が期待できるでしょう。
光脱毛のメリット・デメリット

ヒゲ脱毛の1つめの方法は、光脱毛です。光脱毛は、毛などの黒い色に反応する特殊な光を用いた脱毛方法です。
毛はメラニン色素によって黒くなりますが、この色素に反応する光を当てることで熱が発生し、毛根にダメージを与えて毛を生えにくくします。施術を繰り返すことで毛根が傷つけられ、毛が細く薄くなる効果が期待できます。
光脱毛は主にエステサロン等で行われる脱毛方法で、主にインテンスパルスライト等のさまざまな波長の光を用い、その出力数は最大で20ジュール以下です。
当てる熱のエネルギーがそれほど高くないことから、痛みや火傷、肌荒れなど肌への負担が少ないのが特徴です。
光脱毛のメリットは、他に施術の時間が短いことが挙げられます。光を当てる部分が面になっていることから照射範囲が広くなっており、一度に広範囲の照射が可能なため、施術時間も短く効率が良いのが特徴です。
また1回の費用が安く、気軽に始められるのも光脱毛のメリットです。デメリットとしては、効果が得られるまでの施術回数が多いという点です。
光の出力数が低いため、1回の施術で得られる効果はそれほど高くないことが多く、繰り返し施術に通う必要があります。
ヒゲ脱毛の場合、一般的に薄くなるにはおよそ10回前後、ほとんど生えない状態になるには20回前後通う必要があるでしょう。費用は10回前後でおよそ10万円、20回前後でおよそ20万円です。
医療レーザー脱毛のメリット・デメリット
医療レーザー脱毛は、メラニン色素に反応するレーザーを照射することで毛根に熱を加えてダメージを与えます。ダメージを受けた毛根は毛を作る機能を徐々に失っていきます。
医療レーザー脱毛で用いるのは、単一波長の光であるダイオードレーザーやアレキサンドライトレーザーなど、最大60ジュール以下の医療用レーザーです。熱エネルギーが強いため、脱毛効果の実感が早いのが特徴です。
一度効果が出た毛根は毛が再生しにくくなるため、ムダ毛が再び生えることはほぼありません。
医療と名が付く通り、資格を持つ医師・看護師のみが扱える医療行為であり、美容外科や美容皮膚科などの医療機関でのみ行っています。
常に医者や看護師がいる場で施術が行われるため、肌トラブルが起こった時にすぐに対応してもらえるのもメリットです。また照射範囲が広く、面積が広いあごや頬などの部位も短時間で施術できます。
医療レーザー脱毛のデメリットは、施術時に痛みを感じることです。ヒゲが濃い部分や皮膚の薄い部分ではより顕著でしょう。毛根に熱が加えられるため、人によっては輪ゴムで肌を弾かれたような痛みを感じます。
痛みが辛くて施術が続けられない場合には医療機関ということもあり、必要に応じて麻酔を使用してもらうこともできますが、その分費用がかかります。
肌への負担も大きい場合が多く、施術後に肌が赤くなったり荒れてしまう恐れもあるでしょう。
また、施術に関する条件もデメリットの1つです。医療レーザー脱毛ではメラニン色素に反応するレーザーを照射するため、日焼けなどで黒くなった肌へは施術できません。
肌のメラニン色素にレーザーが反応して、火傷をする恐れがあるからです。白髪やうぶ毛など色素が薄い毛への効果も出づらいことが多いです。
ただし脱毛効果自体は高く、ヒゲが薄くなるのを実感するのに5回前後、ほとんど生えない状態になるには10回前後通うと良いでしょう。費用は5回でおよそ8万円、10回でおよそ15万円が目安です。
ニードル脱毛のメリット・デメリット
ニードル脱毛は毛穴の中に針を差し込み、電気を流すことで直接毛根を破壊する脱毛方法で、医療機関やエステサロンで受けられます。
毛根を破壊すると同時に毛が抜けるため、その場で脱毛効果を実感できます。脱毛した毛穴からは二度と毛が生えてこないため、1つの毛穴に対して1回の施術で済むほど高い脱毛効果を得られるのが特徴です。
永久脱毛に認められている唯一の脱毛方法でもあり、確実な永久脱毛を求めているのであれば、ニードル脱毛がおすすめです
ニードル脱毛のメリットは毛穴を1つ1つ確認しながら施術するため、毛の根元にホクロやシミがある場合や白髪や色素が薄い毛であっても脱毛できることです。また、肌荒れ部分を避けて施術することも可能です。
1本ずつ処理するため、全てのヒゲを脱毛するのではなく、部分的に残したいという要望にも対応できます。デメリットとしては、施術中の痛みが強いことです。毛穴に直接電気を通しているため、火傷をしたような痛みを感じます。
毛穴の1つ1つに針を刺していくため、時間もかかり、1回の施術で行える範囲もそれほど広くありません。
施術に手間がかかる分、費用も高額です。費用はどれくらいかかってもいいから確実に脱毛効果を感じたいという人には、ニードル脱毛がおすすめです。
脱毛効果はその場で実感できますが、1回で施術できる範囲は少ないため何度か通う必要があります。費用はおよそ50万円以上かかることが多いでしょう。
ヒゲの量を調整したい人やヒゲのデザイン脱毛をしたいという人、光脱毛や医療レーザー脱毛で広範囲を脱毛し、ニードル脱毛で細かい部分を脱毛するという併用を考えている人にもおすすめです。
自分に適した脱毛方法を見つけよう
ヒゲ脱毛は日々の手入れが必要なくなり、将来に渡ってヒゲに悩まされることが少なくなるおすすめの脱毛です。
ヒゲ脱毛方法としては光脱毛、医療レーザー脱毛、ニードル脱毛の3つの方法があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
効果が出る脱毛回数や費用、痛みの有無、さらには通いやすさなど比較するポイントは人それぞれでしょう。どの脱毛方法を選んだとしても、ヒゲのコンプレックスを打ち破る大きな一歩であることに変わりありません。新たな自分への自信に繋げましょう。
男性の青髭や泥棒ヒゲもかっこ悪いし、女性の鼻下の産毛も顔色が悪くなります。
そこでプロにヒゲ脱毛してもらうとキレイに上手に脱毛できます。今回は、プロにお願いした時の3種類のヒゲ脱毛について詳しく解説してます。